ぶどうコンコードGrape(Concord)
産地
長野県塩尻市、松本市、長和町
収穫時期
9月中旬~下旬
特性
ブドウには大きく分けてヨーロッパ系とアメリカ系の2系統があります。コンコードはアメリカ系ブドウに分類され、マサチューセッツ州コンコードで野生ぶどうの中から選抜された、アメリカ系ブドウの中でも最も歴史ある品種です。日本には明治初期に導入されました。冷涼な風土を好み、長野県の準高冷地帯では高品質の実がなります。
果実は、フレッシュパウダー(新鮮なブドウ果皮表面についている白い粉のことです)の持つ銀色の輝きを透かして果皮の鮮やかな濃紺色が映え、非常に美しいです。香りはアメリカ系ブドウ特有の芳香(巨峰やピオーネに似た芳香)が最も強い品種で、コンコード加工の時期になると工場内はこの芳香で包まれます。
コンコードは酸味が強いために生食用として市場に出回ることはありませんし、アメリカ系ブドウに共通して醸造適性に乏しいですので高級ワイン用には不向き(一般に、醸造用にはヨーロッパ系ブドウが適しているとされています)、など一種の気難しさがあります。
それでも世界的にコンコードが賞賛の的になっている理由は、加熱加工した時に唯一無二の芳香と味を発揮するからなのです。ジュース等の加工用品種最高峰としての評価は、品種発見から160年以上の歳月を経た今なお、他品種の追随を許すものではありません。
コンコードの加工は神経質で、少しでも軸の部分が入ると苦味と渋味が出てしまいますので軸と実を完全に分けないとなりません。ですので一粒一粒丁寧に、手作業で実をもいでいます。
ですが、飯島商店ではコンコードの品種特性と高品質に早くから着目し、ジャム用・みすゞ飴用・ゼリー用として最高品種であるとの確信のもと全国に先駆けて製品化しました。以来30年、飯島商店の顔の一つの定番ジャムとして、またみすゞ飴の一員としてお客様に親しまれ続けています。
なめらかな舌触りの、黒に近い赤紫色をしたジャムです。非常に強い芳香と深みのある味わいが特徴的です。
果肉をつぶしたペーストタイプとなります。
お願い
まれに、ジャムが舌にざらつくような場合がございますが、これはぶどう特有の成分が「酒石」として結晶したものでございます。品質には全く問題ございませんので、安心してそのままお召し上がりいただけます。
原料になるフルーツの写真
コンコード畑
コンコードの実
アレルギー特定原材料に関する表示
特定原材料7品目
卵・乳・小麦・えび・かに・そば・ピーナッツ
使用していません。
特定原材料に準ずるもの20品目
あわび・いか・いくら・オレンジ・キウイフルーツ・牛肉・くるみ・さけ・さば・大豆・鶏肉・バナナ・豚肉・まつたけ・もも・やまいも・りんご・ゼラチン・ごま・カシューナッツ
使用していません。