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みすゞ飴は、国産果実を寒天・グラニュー糖・水飴で固めた、長野県の伝統的な和風ゼリー菓子です。 |
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みすゞ飴は100年の歴史ある、長野県の和風ゼリー菓子。6種類の完熟国産果汁に、寒天とグラニュー糖と水飴を加えてゼリーにしたものです。
表面はオブラート(デンプンから作られる薄い膜で、そのまま食べられます)でコーティングされ、乾燥による濃縮で保存性を高めています。
食感は新潟の伝統菓子の翁飴に近く、濃厚なジャムのような風味があります。 | |
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みすゞ飴の名前の由来 |
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みすゞとは |
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みすゞ飴の「みすゞ」とは信濃の国の枕詞(まくらことば)の「みすゞかる」に由来しています。原典は、万葉集にある久米禅師(くめのぜんじ)と石川郎女(いしかわのいらつめ)が詠んだ二首です。 |
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み薦刈る信濃の真弓吾が引かば うま人さびて否と言はむかも(禅師)
<原文>水薦苅 信濃乃真弓 吾引者 宇真人佐備而 不言将言可聞
<大意>み薦を刈る信濃の国の真弓を引くように、私が貴女を誘い引いたなら、淑女らしくして嫌と言うだろうか。
み薦刈る信濃の真弓引かずして 強いさるわざを知ると言わなくに(郎女)
<原文>三薦苅 信濃乃真弓 不引為而 強佐留行事乎 知跡言莫君二
<大意>み薦を刈る信濃の国の真弓を引いてもいないのに、弓を引く技術を知っている人だとは言えないでしょう。 |
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この二首にある「み薦」を、江戸時代の国学者の大家である荷田春満(かだのあずままろ)と賀茂真淵(かものまぶち)が「みすゞ」と読んだことから、江戸時代以降広く「みすゞかる」が信濃の国の枕詞として定着しました。
こぼれ話ですが、昭和中期に国文学者である武田祐吉が「み薦」を「みすゞ」と読むのは誤読であり「みこも」と読むのが正しいと提唱し、現在では「みこもかる」の読みが学術的には通説となっています。しかし、「みすゞかる」には古風な美しい響きがあり、万葉の時代を想起させるにふさわしいため、信濃の国の枕詞として現在でも親しまれ続けています。 |
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『万葉集 二巻 清水浜臣(1776〜1824)』
(出典:国立国会図書館書誌データより抜粋)
「水薦」「三薦」に打ち消し線が引かれ、「薦ハ篶ノ誤リ」「小竹ノコト也」と注釈がある。 |
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みすゞかる信濃の国のみすゞ飴 |
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銘菓みすゞ飴が産声を上げたのは、明治時代末期。水飴と寒天で作る伝統的な翁飴に、果物を練り込んだ新種の翁飴として誕生しました。
そしてこの新しいお菓子を、フルーツ王国である信州を代表するにふさわしいという自負から、初代社長飯島新三郎が信濃の国の枕詞を冠して「みすゞ飴」と名付けたのです。 | |
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| 大正5年、飯島商店の販売所 |
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果実は全て、厳選された国産。 余計なものを何も足さない。無着色、無香料へのこだわり。 |
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安心・安全にこだわれば国産。でも、それだけで満足していません。
国産は当たり前、その上で美味しくなければならないと考えています。
みすゞ飴は完熟果実にこだわり、一番美味しく香り高くなったタイミングで収穫したものを、原料として使用しています。
高品質な果物を使用することによって、着色料・香料に逃げない本物の味を、お客様にお届けしています。 |
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和紙包装型の味はうめを除いた五種類となります。 |
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明治の末からその製法をほとんど変えずに、ひと粒ひと粒を昔ながらの手作りにて製造しております。 |
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明治時代から100年間、機械による大量生産に走ることなく、みすゞ飴は職人の手作りによる地道な製造に徹しています。
原料の仕込みから飴の仕上がりまで、一貫して手作りにこだわり続ける理由。それは、本物の美味しさと安心は人の手の温もりを通して実現する、という私どもの信念なのです。 |
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果実加工
みすゞ飴づくりは、とれたての国産果物を丹念に加工して、果汁を絞るところから始まります。
一番おいしく、香り高く、色鮮やかな、完熟果実。それを、一つ一つ愛情を持って仕込んでいきます。 |
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飴練り
果汁に水飴と砂糖と寒天を溶かして練りこんでいきます。繊細な天然の色と香りを壊さないように、
煮詰めの作業は職人の手で慎重に行われています。これを箱に入れて固めると、生飴になります。 |
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飴切り
大きなブロック状の生飴を大包丁で切り分けて、みすゞ飴の形に整えます。
地味な作業に見えますが、ぐにゃぐにゃしたゼリー状の生飴を真っ直ぐ切るのは、
大変な熟練を必要とします。 |
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飴巻き
切り分けた生飴に、一つずつ手作業でオブラートを巻きつけて行きます。
0.02mmの薄さのオブラートを自在に扱う指さばきはまさに職人芸。
これを乾燥させると、みすゞ飴の完成です。完成まで一週間、手間暇かけて仕上げています。 |
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オブラート包装技術は日本が世界に誇る伝統技術です。 |
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みすゞ飴を覆っているオブラートは、100年以上の歴史ある日本独自の食品素材です。
また、厚さ0.02mmのオブラートの薄膜を、繊細な手作業でみすゞ飴に巻き付ける職人技術も、日本ならではの世界に誇る技術です。
みすゞ飴は誇りを持って、この伝統の食文化と技術を守り続けています。
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※オブラートはデンプンからできる薄膜です。(成分に大豆を含む) |
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みすゞ飴のタイプ(セロハン包装型・和紙包装型) |
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セロハン包装型はみすゞ飴のスタンダードタイプでございます。
原料は和紙包装型とまったく同じとなっております。 | |
▼原材料 |
果実(あんず、うめ、さんぽうかん、ぶどう、もも、りんご)、グラニュー糖、水飴、寒天、オブラート(でんぷん、大豆油) |
▼エネルギー(1粒当たりのカロリー) |
51kcal |
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和紙包装型は、セロハン包装型よりも飴の厚さが薄いタイプでございます。
歯切れが良い食感の仕上がりとなっております。 | |
▼原材料 |
果実(あんず、さんぽうかん、ぶどう、もも、りんご)、グラニュー糖、水飴、寒天、オブラート(でんぷん、大豆油) |
▼エネルギー(1粒当たりのカロリー) |
41kcal |
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みすゞ飴 商品一覧 |
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保存上の注意 |
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なお、合成保存料、着色料、香料を一切使用しておりませんので、保存環境によっては品質が劣化する場合がございます。保存場所は直射日光の当たる場所と高温多湿を避けて下さい。
また、主原料の一つである水飴は、低い気温では硬くなる性質があります。冬季など冷たくなって硬くなってしまったみすゞ飴は、暖かい部屋にてしばらく置いておくと美味しくお召し上がりいただけます。 |
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全国取扱店 |
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直営店舗以外にも、全国の百貨店などでお取扱いがございます。
みすゞ飴角袋入は全店舗共通のお取扱いとなりますが、その他の商品については店舗により品揃えが異なります。 詳しくは、各店舗へお問い合わせください。 |
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